豆知識

ダイエットのウソ・ホント

ダイエットのネタやウワサは、雑誌やインターネット、口コミなどでいつも私たちの身近なところにあります。“楽にできるダイエット”と聞くと、魅力を感じてしまうもの。どうしても信じたくなってしまいますよね。でも、間違ったダイエットをすると、健康を害したり、ダイエット前よりも太りやすい状態になってしまうこともあります。そこで、みんなが知りたいダイエットに関するウソ・ホントのギモンを解いていきましょう。

摂取カロリーを減らせば、やせられる?

体重をコントロールするには、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考えることから始まります。減量したいときには摂取カロリーを消費カロリーよりも少なく、増量したいときは逆に摂取カロリーを消費カロリーよりも多くすることで体重が増減します。
しかし、摂取カロリーを減らそうとして単純に食事を減らすと、代謝に必要なビタミンやミネラル、食物繊維も同様に摂取量が減ってしまいますので、減らし方には注意が必要です。油を使った料理や甘いお菓子を減らしつつ、ビタミンやミネラルを多く含む野菜やきのこ、海藻などを多く食べるようにしましょう。

低カロリーがウリのダイエット食品は?

理論上、普段食べている食事を低カロリーのダイエット食品に置き換えることで摂取するカロリーを減らすことができるので、体重コントロールができると考えられます。しかし、これだけで健康的なダイエットができるとは言い切れません。商品によっては、体が必要としているビタミンやミネラル、食物繊維が十分に含まれていないものも存在しています。選ぶ際には、カロリーのほかに栄養素のバランスについても考慮されているものを選ぶようにしましょう。「簡単だから」「手軽だから」と、安易にダイエット食品に頼るのではなく、できることなら日常の食事でカロリーをコントロールしたいものです。

りんごダイエットやこんにゃくダイエットはよくない?

りんごだけ、こんにゃくだけといった特定の食品だけを摂取するダイエットは、おすすめできません。りんごやこんにゃくだけでなく、ひとつの食品を食べ続けるダイエットはすべて同じ。ひとつの食品では、体が必要としている栄養素を過不足なく摂取することはできません。摂取カロリーを減らす、という意味では減量につながることはありますが、栄養バランスを崩し、結果的に健康を損ねてしまう原因となってしまいます。

水を飲みすぎると、水太りになる?

太るということは余分な脂肪が皮下や内臓に蓄積されることです。水は0kcalなので、水を飲んだだけで太ることはありません。単純に、水分を摂りすぎると体重が増えることがありますが、これは太ったわけではなく摂取した分が体重に反映されているだけです。余分な水分は、尿として排泄されますので、たくさん摂取しても問題はありません。逆に、水分を多く摂ることで食べすぎを抑制したり、摂取した栄養素を効率よくはたらかせることができるので、水を飲むことはダイエットには有効な方法です。

間食はやっぱり太る?

日常の食事にプラスして間食を食べると、余分にカロリーを摂取してしまうことになるため、太る原因だと考えられます。しかし、間食を含めた1日の摂取カロリーが、1日の消費カロリーと同じであれば、基本的には間食が太る原因となることはありません。 間食で太ったという人は、おそらく間食によって摂取カロリーが増えていることが考えられます。ダイエットのために、間食を控えて摂取カロリーを抑えることはよいことですが、食事量を減らすために朝食や昼食を抜く、というのはおすすめできません。食事を抜くと、体は活動するためのエネルギーを蓄えようとし、エネルギーの貯蔵庫である脂肪が燃焼しにくくなってしまいます。

ご飯を食べると太る?

一時期流行った「炭水化物抜きダイエット」によって、ご飯が太る原因だと思っている方は多いようです。確かにご飯には糖質が含まれているので、たくさん食べすぎると太る原因となりますが、摂取量を減らしてしまうのは考えもの。糖質は、体を動かすために必要なエネルギーを得るために必要な栄養素で、ご飯をはじめ麺やパンなどの主食に多く含まれています。

よく噛んで食べるとやせる?

食事をすると、血糖値が上昇し、それを満腹中枢が感知して“おなかいっぱい”になったと脳にはたらきかけます。噛む回数が増えると、この満腹中枢が刺激されやすくなり、ほどよい食事量で満腹感を得ることができます。よく噛んで食べることで、暴飲暴食による食べすぎを防ぐことから、太りにくいといわれています。

和菓子なら、ダイエット中に食べても平気?

生クリームやバターをふんだんに使用した洋菓子は、高脂肪、高カロリーのためダイエット中にはおすすめできません。それに比べると、豆などを使っている和菓子のほうがダイエット向きとえいますが、やっぱりダイエット中には避けたほうが◎。ダイエット中に甘いものが食べたくなったときは、ビタミンや食物繊維が豊富なフルーツを食べるようにしましょう。

タバコをやめると太る?

これは大きな間違い。タバコをやめると、口がさみしくなって食べる量が増えるということから「太る」といわれているだけです。タバコは「百害あって一利なし」といわれるよに、健康上のメリットはありません。逆に、タバコを吸うことで、体内でのビタミンCなどの損失量が増えて栄養バランスが悪くなり、代謝に必要な酵素などの合成がされにくくなります。そういったことから考えると、タバコを吸っているほうが健康には断然悪影響があり、「太る」可能性が高いといえます。

多くの人が興味を持っているダイエット。いかに簡単にやせられるか、ということが注目されますが、簡単なダイエット法ほど要注意。簡単な分、体のどこかに負担がかかっていたり、効果がなかったりする可能性が高いということを覚えておきましょう。有効なダイエット方法は、やっぱり運動と食事のコントロール。単純に運動時間を増やすのではなく、有酸素運動を十分に行いながら、ビタミンやミネラルなどをしっかりと含む栄養バランスのよい食事を心がけましょう。